どの位安いかというと、例えばテレビを買いに行くと、 日本ではあり得ない値段のテレビがたくさんある。 19 型で $150 とか $120 とかのテレビがたくさん存在している。 日本では、 SONY から 完全に平面のテレビ なんていうくだらないものが出てきているが、 あんなものは高価なだけで全く無意味である。 日本で一般的なのは、横方向には平面だが縦には湾曲しているブラウン管だが、 あれだって、なんでわざわざ金をかけて平面にしたがるのか、 全く理解不能である。 アメリカのテレビは、縦にも横にも湾曲しているが、 多少見にくいだけであり、値段が非常に安いので、 誰もが満足すること間違い無しである。
最近は CD も安くなったので、かなり普及してきたが、 (アルバムの内容が録音された)カセットテープも普通に売っているので、 ラジカセどころか、 テープレコーダーしか持っていない人も困らない環境である。 きっと、今の大学生位だと、カセットに音が入った状態で売っていた、 という事を知らない人も多いと思うが、 日本はすぐに新しい物に走るので、 カセットテープという文化が消えようとしているのは悲しい事である。
アメリカは、ノートパソコンもすばらしい。 Comp USA とかの PC ショップに行ってみると、 重厚で頑丈なノートしか展示していない。 ノート PC は、持ち運ぶのだから、壊れる危険が非常に多い。 できるだけ頑丈に作るのが常識と言えるだろう。 先日 SONY の Vaio 505-G が入荷していたが、 あんな薄くて小さかったら、 キーは打ちにくいし、すぐ壊れるだろうし、 そもそも日本製品という時点で失格である。
Globe City というアウトレット・モールの SONY ショップを見ると、 不必要な機能を削り、頑丈に作った、安価な製品がたくさん並んでいる。 SONY は、アメリカ製品のマネをして作っているのだろうが、 なんで日本でああいう良い製品を売らないのだろうか ?
こちらに来てからラジカセを買ったのだが、 ヘッドホンの端子等、一切のコネクタ類は存在しなかった。 ラジカセにそんなチマチマした機能は必要無いので、 非常に理に適ったコスト削減である。 そもそも、最近の日本のラジカセなんて、 あれだけの機能を全部使っているユーザーがいるとは思えない。 また、 CD のフタやカセットの取り出し口なども、 全て手動である。「手動」と言っても、 バネでパカッとか開いたりしてくれるような無駄のある手動ではない。 手でフタを掴んで、ガバッと豪快に開けるのである。 これなら、「壊れて CD が取り出せない」 とかいう心配も無いし、一石二鳥と言えるだろう。
テレビは 20 型の製品を買ったのだが、 20 型だったら画面サイズもそこそこだし、 今まで全く不満は無い。 機能も非常に選定されており、 必要な機能 *のみ* が提供されている。 テレビの表には、チャンネルとボリューム、 それとオプション切替え ( 字幕表示機能等 ) のスイッチ、 この 5 つのボタン以外には何も無く、 さらに裏は、同軸ケーブルのコネクタが 1 つある。 私は、今までの人生において、 裏側がこんなにすっきりしたテレビは初めて見た。 まさに