kterm のコンパイル


 まず、日本語を表示するための terminal emulator である kterm をコンパイルしました。 ソースは、 kterm-6.2.0.tar.gz を使いました。
 コンパイルの手順は、まずアーカイブを展開しない事には話にならないので、 お約束の、

gtar xvzf kterm-6.2.0.tar.gz

をします。すると、 kterm-6.2.0 というディレクトリができるので、

cd kterm-6.2.0

と、ディレクトリを移動します。ここで、アーカイブ内を見ると、 Imakefile があるので、ドキュメントなんか全く読まずに、(笑)

xmkmf

で Makefile を生成します。 次に、 root でインストールするわけではないので、 Mekefile 中に書かれている、 インストール先の情報を手で直します。 私の場合は、
/IUS/usrf0/makoto/usr/local/bin
にインストールするつもりだったので、

BINDIR = /usr/bin/X11

BINDIR = /IUS/usrf0/makoto/usr/local/bin

に変更 しました。 本当は、もっといろいろ変更するべきかもしれませんが、 面倒なので、これしかいじりませんでした。 ここまで出来たら、

make
make install

するだけです。 ディスク容量を抑えるため、 man などはインストールしませんでした。 最後に、リソースファイルの設定をします。 これは、通常は /usr/lib/X11/app-defaults などにインストールされるのですが、 root でない我々には、 そういうまともなディレクトリへのインストールができません。 そこで、

cat KTerm.ad >> ~/.Xdefaults

として、 X が起動する際のリソースに登録してしまいました。
 リソースの設定をちゃんとやりたい人は、 man XtResolvePathname 中の、環境変数 XFILESEARCHPATH に関する 記述を参照して設定してみてください。
 一応説明しておくと、 本来の app-defaults へのインストールならば、 アプリケーション (=kterm) が起動する際に、 自分でファイルを参照するのですが、 私の方法だと、常にメモリに情報が蓄えられてしまうので メモリが無駄になります。 でも、 xclock とか xeyes とかを起動する時点で メモリの無駄使いをしてますから、 そんな細かい事を気にしてもしょうがないですね。;-)


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