アメリカにおいて短期滞在の日本人がドル建てのクレジットカードを作るのは 簡単ではありません。アメリカでのクレジットの履歴(少なくとも半年間)が 必要だからです。しかし、最近デビットカード (Debit Card) というものがで きたため、日本人にとってのドル建てのクレジットカードの必要性は薄らいで います。
このデビッドカードというのは、各銀行で口座を開きMAC Card(日本でいうキャッ シュカード)を作った時に、自動的にMAC Cardの機能としてついてくるもので す。このMAC Cardは、みかけは一般のVISA, Masterカードと全く同じで、MAC マシンで現金引き出しに使える他、一般のお店でクレジットカードと全く同様 に使えます。入会審査、手数料はなし、銀行で口座を開けば誰でもすぐ取得で きます。クレジットカードとの違いは以下の通りです。
クレジットカード | デビットカード | |
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決済方法 | 月1回カード会社に小切手を送付して決済 | 利用の翌日に自分の銀行口座から自動引落 |
限度額 | クレジットカードの限度額 | 銀行口座の残高以内 |
繰延返済 | 可能 | 不可能 |
簡単にいえば、クレジットカードは最初にカードを使ってからあとで現金を支払うの に対して、デビットカードは現金を用意してからあとでカード使うということになり ます。したがって、お金のある人にとってはわざわざクレジットカードを作る必要は ありません。短期滞在の方は、このデビットカードを普段利用し、いざまとまったも のを買う必要があるときには円建てのクレジットカードを使うというのも手でしょう。
しかしながら、いくらこのデビットカードを使ったからといって、アメリカでのクレ ジットヒストリーには貢献しません。したがって、ドル建てクレジットカードが欲し いという方には、以下の方法をお勧めします。
この方法が一番楽ですが、必ず日本でAMEXを取得してくる必要があります。こ ちらでの住所、電話が確定次第、日本のAMEXに電話して切り替えをします。た だし、ピッツバーグでは、AMEXはVISA, Masterに比べて使える店が少ないです。
三菱銀行の子会社The Bank of California で、日本で発行 されたDC Cardをドル建てのMaster Cardに切り替えてくれます。DC Cardを持っ ていない人は、日本での通常のクレジット審査の後、発行されます(約一ヵ月)。 日本語でのサービス有(1-800-38 8-6611)。
Kaufuman's Card, Talbot Card, Eddie Bauer Card等の消費者カードや学生向 きのクレジットカード(大学の書店に申込書あり)にだめもとでトライしてみ る。限度額が低い分、審査が甘く、すんなり通ることもあります。とれるかど うか保証はできませんので、上記の1または2をお勧めします。
以上のカードを手に入れて、普段よく利用するようにしていれば、半年ほどでどこの クレジットカードにも申し込みができるようになります。そのうちに、Pre-Approved の申し込み書がダイレクトメールで送ってくるようになります。
なお、人気のあるクレジットカードとして以下のようなものがあります。
渡米を機に航空会社のFFPに入会される方が多いかた思われます。(詳細 Frequent Flyer Programの章ご参照。)以下のクレジットカードは利用1ドル につき1マイルのマイレージがつきます。授業料の支払い年2万ドルをカード で支払うだけで2万マイル=日本ー東南アジア無料航空券が手に入りますので お特です。
その他USAir, Delta等各クレジットカード会社と提携しています。
年会費無料、利用額に応じてキャッシュバックがあるカード。使える店はわりと多い。