中古車を買う場合
業者には、中古車専門業者と、新車ディーラーが中古車を扱う場合の二つに 分かれます。新車ディーラーが扱う車は比較的程度が良く、値段も高めですが、 保証などのアフターサービスは良いです。
中古車業者については、コンビニや本屋で売っている情報誌にたくさん宣伝 が出ています。Monroeville等ではメインストリート沿いにディーラー系の 中古者がたくさん並んでいます。
「私は Monroeville の Valley Honda で旧型の Civic を新車で買いました。 ここのセールスマンは、CMUのファカルティから紹介してもらったのですが、 一発で仕入れ価格を出してくれました。結局、2,000 ドルほどディスカウント してくれました。一般的には、雑誌で仕入れ価格を調べておき、その価格 プラス300〜400ドルくらいで買えれば成功のようです。
こちらの商談のし方は日本とかなり違っていて、基本的に在庫車を売るという ものです。したがって、すぐに試乗させてくれます。商談に入ると、その日に 買うかどうかを聞いてきますので、買う気があるなら、希望価格を言って、書 類にサインします。希望価格は雑誌で調べた仕入れ価格以下にしておきます。 サインをしないと、良い価格が出ません。ここで注意したいのは、ディーラー ですでにオプションを取りつけてあることがあります。欲しいオプションなら いいのですが、そうでない場合は、はっきり欲しいオプションを言います。オ プションの値段も雑誌に出ています。粘っていると、何回かセールスマンとボ スとが電話でやりとりをし、だんだんと価格が下がっていきます。このへんは、 日本と同じで、対抗車種をちらつかせ、粘ります。商談がまとまったら、事務 処理はすべてディーラーでしてくれますので、車の準備ができたら取りに行き ます。Valley Honda の場合、全体的にサービスは日本と同程度と感じます。 日本と同じ車でも、こちらの仕様は少し違うので、良く確認して下さい。 Civic の場合、こちらの仕様は、全体的に安く作ってあるように思います。こ れは、国民の嗜好の違いかもしれません。」(木谷)
本屋で相場価格表(車種/年式別一覧)を入手することができます。 またこの値段から補正をする必要があります。本の最初の方に載っている計算方法 と、車種毎の条件に従って、マイレージやオートマ/マニュアル、オプション等の 補正をします。 この本は、高いretail priceと安いwhole sale priceが載っていて、この間 でbuy/sellの交渉が行なわれるそうです。moving saleの場合はbuy/sell双方に メリットがあるよう中間ぐらいに設定するのが目安という人もいます。
また、時間があれば、ディーラーに持っていって査定してもらうという手も あります。
オンラインで調べることもできま す。但し、ちょっと実勢価格よりは安めとのことです。
個人売買の場合はいろいろな書類が必要になります。一番簡単なのは、売買双 方が書類を持ってAAAに行くことです(AAA会員の場合)。そ の場で新しい書類/プレートをもらえます。
申請書類を作成する場合、取り引き価格を申告します。申告価格に基づいて税金 (消費税)を課せられます。譲渡ということでこの申告価格を0にする人もいますが、 あまりに実勢価格と違う場合には受け付けてもらえないことがあるそうです。
支払方法は当事者間で決めることになります。$にするも¥にするも良し。 現金の場合はともかく、チェックの場合には以下の点に注意しましょう。
払う側が銀行の窓口で支払金額+手数料($10ぐらい? 口座の種類に よってはただ)を払って作ってもらうことになりますが、その分のお金が あらかじめ確保されるので、bounceすることがなくなります。
日本の預金小切手を使う手もあるそうです。 さくら銀行の場合、発行手数料は1通515円です。買い手との相談によっては 円建てあるいはドル建ての日本払いの銀行振出小切手も可能です。 ただし、2500円から3000円程度の取り立て手数料と数日の取り立て期間 が日本での現金化のときかかります。
また、出発ぎりぎりに引渡し/支払ということで約束して、ぎりぎりになって値引き 交渉を始めるという(悪どい?)例もあるそうですので、不安な場合は文書で契約する 等の対策を考えてもいいでしょう。