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2.2.10 冬対策

冬は結構雪が降ります。特に93年、95年の冬は雪が多く、(特に郊外では) 非常事態宣言が出されたり、外出禁止になったりということもあります。主要 道路/生活道路の除雪はすぐに(夜の間に)行なわれるので、雪の深い路面状 態が続くことは稀ですが、豪雪の場合は主要道路(Turn Pike等)が閉鎖され ることがあります。屋外駐車場や私用道路の場合には雪かきする必要がありま す。

雪が降り始めるのは11月下旬から12月なので、その頃までには次のような項目を チェックしましょう。

  1. 雪の日の運転 車を出すのに雪かきする必要があります。(特に屋外駐車の人) バッテリが弱っているとエンジンがかかりにくい場合もあります。 エンジンのかけ方のコツとして古い車(キャリブレータ車の場合)
    1. アクセルペダルを床まで踏み込む。
    2. キーを回して、セルモータをまわす。
    3. エンジンが始動してブルーーンと吹き上がるので、ただちに、アクセルペダルを はなす。というのを覚えていてもいいですが、電子制御の場合は関係ないです。 また、ガソリンが非常に少ない場合はエンジンがかかりにくいです。ギリギリという 状態は避けましょう。ノーマルタイヤの人は特にゆっくり運転しましょう。 雪が深い日は動けなくなることもあるので、外出しないのが一番です。(特に夜間)

  2. 冬期のタイヤ

    1. ノーマルタイヤ
      Pittsburghではノーマルタイヤで(ゆっくり)走っている人が多いです。 雪が深い時には乗らないという人はノーマルのままでもいいかも知れません。 タイヤ交換の際はAll-weather, all-yearを指定すればいいでしょう。

      Seven Springスキー場に良く行く人はスノータイヤを考えてもいいでしょうが、 実際はall seasonで良い場合がほとんどです。

    2. スノータイヤ(studless tire)
      ノーマルタイヤとスノータイヤの絶対グリップ力の差は10%程度という話しも ありますが、雪が深い場合にはスノータイヤが有効です。坂道の多い所や郊外で なかなか除雪してくれない場所の人はスノータイヤに変えることを考えてもいい と思われます。

    3. スパイクタイヤ(studded tire)

      スパイクタイヤを履いている車は非常に少ないですが、禁止されてはいません。 1995年12月の GoodYear Home Page によると、PAではNov.1 - April 15まで許可されて います。凍った路面では非常に有効です。

  3. バッテリー 寒い時はバッテリーの電圧が下がるので、弱ったバッテリーではエンジンがなかなか かからないことがあります。新品交換が一番です。交換したくなければ、
    1. 長時間屋外放置する時は、ボンネットをあけてバッテリーから直接プラス (赤)端子を外して、放電を防ぐ。
    2. バッテリーに段ボールなどの着物をきせて、保温する。 という手もありますが、AAA

      背中合わせの毎日で落ち着かないでしょう。

  4. 持っていた方がいい物

    雪の日用に、

    1. 雪をはがすスクレイパー(必須)
    2. シャベル(屋外に駐車する人は必須)
    3. ブラシ
    4. 鍵穴溶解剤
    を用意しましょう。



Naoki Chiba
Fri Feb 28 16:14:24 EST 1997